不動産購入にかかる諸費用、現金で用意すべき?

18.04.20

 

 

住宅ローンを使って不動産を購入する場合、必ずと言って良いほど「どこからどこまで現金で支払う必要があるの?」という疑問が頭をよぎると思います。現金をあまりご用意できない方にとっては死活問題で、なるべくならローンに含みたいとお考えになりますよね。

 

ここでは「どこまで現金をご用意する必要があるのか」という諸費用ごとの支払い方法と、諸費用もローンで支払い「諸費用ローン」について、解説いたします。

 

 

 

諸費用ごとの支払い方法

 

全ての諸費用を含んだローンを組むことは出来ますが、一般的には「諸費用は現金で」の文化が強く根付いています。具体的に現金で支払うことになるだろう諸費用について解説します。

 

・購入時の頭金

 
頭金とは、購入費用の数%から10%を契約時に「前払い」する費用のことを言います。これは購入費用に対してプラスαで支払うものではなく、物件価格のうちの何%かを事前に支払うので、余分にかかってしまう諸費用ではございません。

ただし現金での支払いが原則になりますので、購入を検討されている方は最低限、購入予定価格の約10%の現金を用意しておきましょう。
 
頭金については、購入費用分の住宅ローンを組めばローンの実行により戻ってくる金額ではありますが、頭金自体を「ローンを使って支払う」ことは出来ませんので注意が必要です。

 
 

・不動産屋へ支払う仲介手数料

 
不動産屋から物件を購入する場合、ほとんどのケースで発生する「仲介手数料」。これも一般的には現金で支払いますが、支払いのタイミングが「決済時(引渡時)」である場合は、住宅ローンを使った支払いも可能となります。金融機関によっては仲介手数料をローンに組み込めないところもございますので、気になる方は事前に問合せをしましょう。

 
 

・金融機関へ支払う事務手数料や保証料

 
金融機関に住宅ローンの手続きをしてもらう「手数料」や、保証会社へ支払う保証料ですが、これは住宅ローンに含まれていることが多いようです。保証料については金利として含まれている商品もあります。

 
 

・各種契約にかかる印紙税

 

不動産の購入契約書や融資を受ける際の金融機関との契約書には、印紙税がかかります。これらは現金で用意するケースが多いようですが、大手金融機関でも住宅ローンに含むケースが増えてきました。ネット銀行ではほとんどの金融機関で住宅ローンに含むことが出来るようです。

 

 

・登録免許税、登記費用

 

物件を購入すると所有者の登記を変更する必要があります。それらにかかる手数料と登録免許税は、決済時に司法書士へ現金で支払う場合が多いようです。こちらもネット銀行であれば住宅ローンに組み込めるケースも増えてきました。

 
 

・火災保険料

 

購入した物件に付与する火災保険の費用ですが、一般的には10年分の保険料を一括で現金払いします。こちらもネット銀行であれば住宅ローンに含むことが出来るケースも増えてきたようです。

 
 

・家具購入費用や引っ越し費用

 

引っ越し前後にかかるこれらの費用ですが、ネット銀行でない限り住宅ローンに含むことは出来ません。ただし不動産屋や建築業者から直接家具を購入する場合は、物件購入費用として住宅ローンに含むことが出来ます。不動産屋や建築業者が対応してくれるかどうかを確認しましょう。

 
 

 

 

諸費用ローンについて

 

諸費用専用のローン=諸費用ローンを商品として打ち出している金融機関もいくつかございます。諸費用ローンを組むことができれば、上記にあるような諸費用はほとんどローンで支払いをすることが出来るようになります。

 

現金をあまりご用意できない方にとっては嬉しい商品ですが、通常の住宅ローンに比べると金利が大幅に上がってしまうので、月々の返済額が増えてしまいます。

毎月のお給料がある程度確保されており、無理なく支払いが出来る方は問題無いと思いますが、現金もあまり用意できない・月々の支払いも抑えたいとお考えの方にとってはあまりお勧め出来ません。

 

 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

現金での支払いや月々の返済額どちらも抑えたい方は、通常の住宅ローンでなるべく多くの諸費用を含むことができる金融機関を探すと良いでしょう。諸費用の種類は多岐に渡り、支払い先も複数存在します。後から「これも現金で用意するの!?」と予想外の出費が増えないよう、支払い方法は事前に把握しておきましょう。

 

こちらも合わせてご覧ください⇒マンション購入にかかる諸費用を、種類別に徹底解説!